熊本地震で何故か南海トラフを持ち出すマスコミ達
先日、熊本県熊本地方を震源とする、マグニチュード7.3の地震が起きました。
該当地域での地震のご被害、心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早いご復旧をお祈りいたします。
さて、今回の記事ですが、熊本地震が発生したあと、
何故か、南海トラフのことを持ち出した記事がたくさん見られるようになりました。
南海トラフ地震とは、日本列島の太平洋沖、「南海トラフ」沿いの広い震源域で連動して起こると警戒されている
マグニチュード(M)9級の巨大地震のことです。
南海トラフとは、静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く深さ4000メートル級の海底の溝(トラフ)で、
フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む境界にある
総延長は約770キロメートルあると言われています。
この南海トラフ地震がおきると最悪のパターンで死者が33万人出るといわれております。
それは大変だということで、どこかで地震があると
必ずこの南海トラフ地震の可能性について持ち出してくるんですね。
しかし、この南海トラフ地震が起きると33万人の死者が出ると言われていますが
本当でしょうか?
実はこれは、南海トラフ地震が起こった場合のシュミレーションは何パターンか存在しており
そのうちの最悪のパターンなんですね。
その最悪のパターンは、真冬の早朝に地震が起こって
部屋を暖めたり朝食を作ったりで火を使っている時に地震がおきるというパターンです。
皆が火を使っているところに、地震がきっかけで火事がおこる。
そして、津波にも巻き込まれるというそうです。
まず、このシュミレーションの時期と時間帯だけをとってみても
24時間365日で計算しても、この時期とこの時間帯に地震が起きる可能性は
たった2%の確率なんです。
その2%の確率で出された最悪の数字を引っ張り出してマスコミは騒いでいるのです。
なぜでしょうか?
実は南海トラフ地震が起こってしまうと、範囲が広いです。
つまり、南海トラフ地震を叫ぶことによって、防災意識を高めているのです。
では、マスコミはいいことをしているの?
違います。
防災意識を高めて、お金を使わせようとしているのです。
そして、防災対策で財布が緩くなるのは、大きな災害があった直後です。
つまり、地震の光景をニュースで流し、恐怖感を植え付けて
さらに南海トラフの情報も引っ張り出すんです。
そして「こうなりたくなければ防災に金かけな」というマスコミからの無言のメッセージなんです。
マスコミは、スポンサーのお金で生きています。
つまり、マスコミが騒ぐことによって
スポンサーの防災に関わるビジネスが潤えばそれでいいのです。
ですから、今回の熊本地震でも結構たたかれていますが、
「被災者が役に立つ情報」ではなく
「地震による悲惨な絵」を映すことに一生懸命になっているのです。
今回起きた地震は断層地震です。
日本には断層は沢山あるので、ある意味、日本全国が今回のような地震に宇可能性はあるのです。
しかし、「日本全国危険です」では範囲が広すぎてしまうんですね。
そして、南海トラフ沖は、関東エリアから関西エリアまで都市が多いので
防災対策と言えば、お金が出る都市が多いのです。
ですから、焦点を絞って、南海トラフにこだわっているのです。
しかし、南海トラフ地震が起きると昔から言っているのに、
南海トラフ地震とは関係のない地域で
阪神淡路大震災や、東北大震災、熊本地震と
大きな地震に見舞われています。
国民の命のことを考えたら、南海トラフにとらわれずに
地震に関する注意喚起を行っていけばいいのですが
それができないのがマスコミです。
いつおきるかわからない南海トラフ地震の最悪の数字を持ち出して
東北大震災や熊本地震が起こった直後に、南海トラフ地震の可能性について騒ぎ立てるマスコミ各社。
被災者が欲しい情報より、自分たちにとって都合のよい情報ばかり流すマスコミ各社。
このような、国民のことを考えていないマスコミの情報に
惑わされないようにしていきたいですね。
今この時代に日本人として生きている私たちは、正しい情報を取得して
国を護るために命を落としていった、靖国神社に眠る英霊たちに対して
恥じることのない行動をしていきたいですね。