徴兵制はあり得ない現実
2015/08/12
安保関連法案改正に伴い、反対派が「徴兵制」を持ち出してきました。
徴兵制で戦地に行かない、行かせたくないと喚き散らしていますが、憲法9条が改正になったところで、徴兵制になることは一切ないんですね。
まず、徴兵制で皆が思いだすのが、大東亜戦争の時の赤紙(召集令状)である。
大東亜戦争の時を舞台にした戦争映画などでは、赤紙が届いた事により、息子が戦地に行かなくていけなくなってしまったという、お涙頂戴の演出として描かれているので、若い息子がいると、赤紙が来て兵隊に駆り出されてしまうというイメージが強いですが、実は誰これ構わずに、召集令状をだしていたわけではないんですね。
二十歳になると、必ず徴兵検査を受けなくてはいけないのですが甲乙丙丁戊の5種類に振り分けられます。
その後は予備役として在郷していただき、兵隊が足りなくなった時
召集令状が届くのですが、まず、丁と戊には召集令状は届きません。
最初は甲、次は乙、最後に丙となります。
つまり、徴兵検査を受けていない者、徴兵検査で丁戊の判断をもらった者のもとには、召集令状は届かないのです。
大東亜戦争の時の赤紙でさえ、やたらめったらだしていたわけではないのです。
そして、徴兵制度を採用している国で身近な国は、お隣の韓国です。
しかし、韓国は日本と違う事情を抱えています。
それは、お隣に北朝鮮がいることです。
韓国と北朝鮮の間で起こった朝鮮戦争も、実は終わったわけではなく
今現在も休戦のままなんですね。
つまり、いつ戦争になってもおかしくない緊張感があります。
韓国と北朝鮮は地続きですので、どうしても陸軍がメインになり、38度線に集中してしまいます。
38度線に人を並べるだけでも、相当の人員が必要になります。
これだけでも、韓国は徴兵して兵隊を確保しなくてはいけない事情があるのです。
海に囲まれている日本とはワケが違います。
そして日本で徴兵制が今後も行われない最大の理由としては、現在の戦闘に関しては、近代戦となっており、人の数ではなくて、兵器の優秀さになってきております。
陸・海・空とも現在の自衛隊は複雑かつ精密なコンピューターの塊のような装備・システムで運用されており、適切な人員で相当に高い錬度を維持しなければその能力を発揮することができません。
そのため、徴兵して兵隊の人数を増やしても、戦力にはならないのです。
ですから、今の日本、未来の日本において、徴兵制度というのはありえないお話なのです。
国を護るために命を落としていった、靖国神社に眠る英霊たちに対して
恥じることのない行動をしていくために、
このような反対派の情報に惑わされないようにならないといけませんね。